相談実例


68 「見てもらえますか?」と女性からの相談である。神前に通して話を聞けば、

 「妹がお産で入院しているのですが、いつまでも子供が産まれず私も親も困っています、何かあるのか見て下さい」と言う。

 そこで言われる儘御神仏にお聞きしてみたら、なんと霊体の出現、この妹と仲良くしていた友人が訪ねてきているため子供
の誕生にならない、この友人は既に亡くなっているので****しないといけない。そこで

 「亡くなりし友人が頼ってきていますので子供の誕生が起きません、すぐにこの霊体を*****しますが」と伝えたが、

 「そうなんですか?」と言われる。 信じないなら他に行けばいいのではないかと思い、その旨伝えた。見るところは他に
幾らでもあるし、この相談者に特別に伝えなくともこちらは構わない。


 ところが次の日になり電話がかかり「昨日のこと帰ってから妹に聞きましたら、いる、と確かに友人で中学生の時に病気で
亡くなった人がいるとのことでした」と言われた。

 こちらも遊びではないのであるから信用しなけりゃ別にと考えたが親譲りの人の良さで断わらず来てもらうことになり、
その霊体が離れるように**祈祷を行った。

 それから幾日か経過した或る日電話がかかり、
 「ありがとうございました、あの日に無事に産まれました今からお礼にお伺いして宜しいですか?」との電話であった。




69 長年相談・占いを続けているとこちらも、お客・相談者(リピーター)も歳をとっていき、本人の相談事よりも子供や孫の
相談事が増えてくる。つまり不惑になる。いいことであるが子供や孫はまだこれからの人生であるから不安や心配事は絶
えない。だからと云って皆占いや祈祷に頼るかと云えばそうでもないのは自然である。

 今でも占いなんて、と馬鹿にされる人がそこそこいるのは否定できない。
 当本部はサービス業ではないので、他所のようにあちこち宣伝勧誘などまでして、こちらから呼び込むことなどしない、
だからであろうか時々敷居が高いと言われることがある。これは以前からその傾向があったのは否定しない。サービス業
であればお客が来ればいつもニコニコして「いらっしゃいませ」と言わねば商道に反することになろうが・・・・・・

 前置きはこのくらいにしてひとりの相談者・・・・
 「わたし、どこで見てもらってもいいことがありません、なにかサワリがありますでしょうか見て下さい」との相談である。

 観たところ顔の曇りがあるが大きなサワリと云うものがあるようには見えないので御神仏に御参りしてみることにした。
するとこの人の身内に神さん信仰の亡くなりし老婆がいて田畑を一所懸命に耕して作物を植えつける姿が出現した。
そこで、

 「貴女の家には信仰心の強いお婆さんがいてこうして畑を耕している姿が見えますが」と伝えると、
 「はい、そうです、いました、いました、ばあちゃんだと思います、働き者でした」と言う。なんでも働き者でよく畑に出ては
野菜など作り近所の人にもあげていたとのこと。しかし今は亡くなり畑も荒れた儘になっているとのこと。

 この相談者は離れて暮らしていたため、このお婆さんは亡くなっても畑やこの相談者のことが気になっていてこの相談
者の障害になっていることがわかる。身内であっても相手は霊界の人なのだから・・・・

 そこでこの相談者に良くなる方法を教えるとともに、このサワリをとるべく修法を行い開運を祈祷した。多分これでいいと
思うが、もし万が一駄目な場合にはまた来てもらうこととしその事を伝えた。すると、

 「今までどこに行っても、貴女の考え方が悪いから駄目だ、行いが悪いからだなどと言われ続けていましたが、これで
安心できました、ありがとうございました」と、お礼を告げられると明るい顔になって帰って行った。

 それからその年の暮れに電話があり、
 「あの時はありがとうございました、お陰で今度結婚することになりましたので、式の日取りや方角をお聞きしに行っても
いいですか」との電話であった。




70集まりの為に出かけた帰りの話。そこで聞いた話であるが、先程までどこかの寺の生臭坊主が盛んに「あんたは迷信
を信じたらいかんよ」と、のたまわっていたそうである。霊とか占いとかあんなもんサギで迷信だから信用したらいかんよ、
との事らしい。霊だろうが占いだろうが、その迷信の理由を聞いても答えず、答えることもできず、ただ迷信と言ったそうで
ある。

 名医と言われる医者でさえ、霊的なことは全く否定はしないし、何回も否定をしない意見も聞いているのに、人の人生
相談もするこの生臭坊主にはその資格さえないと思う。人類全てが皆信じてしまうのもそれは問題であるが、この坊主
のような人間はその人の不幸の原因を解明することなど出来ず、周りの者の人生を狂わせてしまう。

 なぜなら、この家の人が病気ばかりしていてそれをこの坊主に相談したが「拝め、拝み方が足りんからだよ」と言うばか
りであったようだ。そのことを後から聞いたこちらとしても、その病気ばかりする原因を捉えることができたので、その人に
損得抜きで、老婆心から、

「あなたの家には○○○○のことがあり、その事が原因で皆病気ばかりしていますので、○○を○○○して下さい、
そうすれば必ず良くなりますから」と伝えた。それを聞いたその家の人は、

 「そうでしたか、ありがとうございます、すぐ明日にでもやってみます」と言われた。こちらをまだ信じるかどうかはわから
ないが、このようなことは普段はしないがこのときはこの生臭との戦いで行ってしまった。

 場末のふんぞり返った人の心も、因縁も霊の考えもわからぬ生臭坊主の餌食にさせてなるものか、との想いが今回
この家の人の為をと思い、心が動いたが、果たしてどう出るのか、どう結果が出るのか?・・・・・・・

 それから3ヵ月後、その家の近くを車で通ったら、なんと夫が外に出て脚立に上り庭木の剪定をしているではないか、
またそのとき相談した妻も作業衣姿で溝の掃除をしていてこちらを見て挨拶してくれた。





71紹介で来ましたと、相談者。先客があったので少し待って貰い話を聞くことにした。それによると、
 「今度店舗を新しくするため移転して新規に建てることになりましたが、交渉中の土地をみて下さい」との事。


 「わかりました」と言い調べることにしたのだが、その前にこの人の顔に乱れの相が出ていて無理とみたのだが、
それでは余りにも遠方から来られた人・相談者に対して拍子抜けさせるのではないかと思い、久しぶりに断易で見る
ことにした。
 出たのは巽の姤、用神二爻,父母は日の癸未より剋去忌神才財旺じてこれまた用神剋去しかも発動して回頭之生。
これはどうしようもない、ことがわかる。そこで、

 「これは難しいですよ、この土地は手に入りません、よって計画通りには行きませんのでまた他の土地を探して行く
ことになりますよ」と伝えたものだから、余程意外であったのか、

 「そうなんですか?そうは思えませんけど」と考え込んでいたが、しばらくすると帰って行かれた。こちらも相談の全
てを的中させるとは言わないが、今回の相談は顔にも出ていたし、自信もあったからそう伝えた。

 それから翌月になってその人がまた来たので聞いてみると、
 「はい、あの土地は所有者が不動産屋に売却してマンションが建つことになり、言われた通りになりました。今日は、
また新しく良い方角の土地を見ていただくつもりで来ました」と言われたのであった。

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