相談実例146

 「色々今まで神様にお願いしてきましたがなかなか叶いませんので今日はどうして
なのかと思いこちらにお願いしに来ました」と年配の男性が来堂された。

 そこで詳しく話を聞いてみると、二つのところに願掛けをしていてもう3年も
経つが叶わないと云うことである。
当祈祷院に来た理由を聞いてみると、願いが叶ったと云う実例が沢山ある事を聞い
たからだと言う。

 祈願にはしきたりがあり、何でも誰でもそうそう易々と叶うものではなく、それな
りの「しきたり」を踏む必要があるのは昔も今も変わらない。二箇所に行き頼む人に
御神仏が力を貸すだろうかと思うが、このときは叶うのであれば、助けになるかと考
えて引き受ける事にした。

 時間が経過して三年とのことであり、今回は「大聖歓喜尊天」にお願いしたので
ある。

 天部の神は気難しくやり方を間違えると神罰を喰らうので不手際がないように慎重
に行い、この相談依頼人の願望成就をお願いしてみた。そしてまた今日だけではなく
二週間後や来月も時間を作り来て戴くことを条件として願望成就祈祷を行ったのであ
る。

 しかし三ヶ月が過ぎても届かない、本人は口には出さないが疑いの心が浮かんだ
のか?とも考えるがそれでは初めから来ないだろうと考えて、また今日もひたすら
「大聖歓喜双身天王尊」にひたすら祈り続けた。

 それから六ヶ月も過ぎた十一月になり突然電話がかかってきて出てみると
この依頼人からであった。そしてその日来堂後開口一番

 「叶いました、お蔭で昨日見事に叶いました。待ちに待った私の念願であり
ました、○○○が叶えられました、今日はその御礼に伺いました」と大きな
笑顔で話される相談者の姿がそこにあったのである。

相談実例147

 深刻な顔、悩みの深さを現す相談者。夫妻宮には赤色にて夫とトラブルが起きて
いる。
そこで奥さんは御主人の件で争いになりこうして来られたのでしょう、と言うと、
 「わかりますか?」との返事があった。しかし今から残酷なこと、危険なことを告
げようとしている自分がいる。相手が信じようと信じまいと関係なしに告げようとす
るのだ。

 もう二十年前にも東京から熊本に旅行に来たと言う脳タリン婆がいたが良い事
ばかり言い期待をもたせて励ますそこ等辺のインチキ相談所と一緒にされると
迷惑なのもわからぬ老いぼれ女であった、来ることはなかったのだが思い出した。

 そして相談者に、
 「奥さんは夫が他に女を作り今後はとても惨めな生活が始まりそして夫は事件に
巻き込まれ○○で○され死亡の一歩手前まで行きます」と告げた。

 それを聞いたこの相談者は驚きの顔ひとつ見せず今度はこちらが驚いた。
 今回のようなことを告げるのに遊び半分などで伝えることなど出来る訳がない・・・

 これはこちらの言う事をその辺の詐欺占いとでも思い込んでいるのであろう?
そうでなければこう云うことを言われればビックリ仰天する筈であるが、平気そうで
あるのは、もう夫に対して愛情など無くそれよりも死んでくれたが良いと思ってい
るのであろう・・・・

 今までの夫婦生活のなかでの心の変化も残酷な影を落とし忠告をしたが取り返し
はつかないだろう。いい大人がこの状態、忠告・豫言を信じないなら冷やかしできた
のか?
 こちらも後味が悪い・・・・・・

 それから二年・・・・女が夫を○し世間を震撼させた事件となった。


相談実例148

 その日は底冷えのする十二月、もう今から十年前くらいの相談。

 「予約していた者です」との声で出てみると、昨日の電話の人であった。すぐに
入って貰いながら、そしてそこにこれから見えていることの憂鬱さが広がる。
しかしこれも仕事・看板を出している以上は仕方ない・・・・

 「仕事のことを見れば良いんでしょう?」と言えば

 「はい」と言うが、この女性には男の因縁がとりつき行く先々で妨害をしているの
がはっきり見えた。
 信じない・信じることも出来ない哀れな者には理解できないのは当たり前である
が・・・・・

 今は○○の世界に身を置き毎日毎日男性客の相手をする日々。この仕事の事は
こちらが見抜いたからこそ話したのであるが。

 それは仕事であるから当たり前のことでありサービス業であれば当然である。
しかし人間にはそれぞれ進む方向・進んで行く方向は誰でもあるが、その方向が
様々なその人の持つ深い因縁により変えられてしまう事があるのだ。この相談者も
しかり、
そこで、
 「こういう男性ですがあなたにはすがり追いかけあなたを苦しめてる人がいます
が、思い当たりませんか?」と聞けば、一瞬沈黙となり、的中した事を表している、
 そして、
 「はい・・・」と言う。
 この因縁を取り除く・降伏しない限り今後も男性とのトラブルが絶えることはない。
その人を苦しめている悪因縁を取ることで人生が好転して行った人を今まで何人も
何千人も何万人も助けてきた。
 しかし「はい」と言っても依頼するしないは自由であることも説明した。
 今日はこれから人と約束もあり、時間がもうなく、また来週の予約をして帰って
行った。

相談実例149

 体調が思わしくない人からの相談です。人間であれば病気はすると思うが病院
にかかり診てもらうも特にどこにも異常はないと言われそれでも本人は体調が悪く
家で寝ていることもあるそうです。今回の相談はその人からでした。

 顔色もそんなに良いとは言えないが体が痺れたりすることもあると言う。
 どう見てもつきものしか見えず、神前にお聞きしてみると、いきなり老人の出現。

 家の奥の座敷から腹ばいになりこちらに這う姿が出現した、顔は怒りそのはう姿
スピードが老人ではなく早いのでビックリした。そこで、
 「お宅の家には亡くなった老人・祖父がいてこの人は最後は歩くことも叶わず移動
する時には畳の上を這って歩いていましたね」と言うと、

 「はい、そうです、帰ってみるといつも這う姿がありました。」と言われた。
そしてまだこの世に思いを残し、またこの家族とも関係が良くなかったようである。
そこでこの仏の追善供養をしてこの相談者から離れるように霊祓いの御祈祷を
することにした。

 それから様子をみてもらうことにしたら翌月に電話があり今からお伺いして構いま
せんか?となり来ていただいた。そして、

 「あれから体が楽になりまして今は土いじりもできるようになりました」とお礼の
訪問であった。

相談実例150

 時々相談者を連れて来る人からの相談。この人は当本部に来る前は他所に行っ
ていたのだが金ばかり騙し取られ嫌になり当本部に長年来ている人の紹介で来堂
した。それが今では他に相談者や困っている人まで連れてくるようになった。

 そして今回連れて来た歳の頃30歳代と思われる女性がその相談者であった。
 開口一番、
 「私はどこで見て貰ってもいつもいいことを言われません、そして今まで印鑑に
腕輪や改名までしましたが少しも良くならず最近は私には運が無いのだともう諦め
ていたのですが、おばちゃんからこちらのことを聞いて少しでも良くなるならばと思い
お伺いしました」と、言われた。

 信じて相談したのに金ばかり騙し盗られて少しも開運しないのは、相談先を間違っ
ていますよ、と自信をもって伝えた。

 御神仏で拝見すればこの相談者には昔亡くなった友人の霊体がついていて行く
先々で妨害となりこの相談者の良くなることを邪魔している姿が出現したのである。

 そこで、
 「貴女の友人で亡くなりし人が妨害をして苦しめています。友人であったかも知れ
ませんが亡くなれば別世界の人です、この霊体を○○しないと良い方向には行きま
せん」と伝えると、

 「初めて言われました、確かに小学生の時にそうなった友人が一人います・・・」
と言われた。

 そして連れてきた人と共にその霊体の件を話した後降伏祈祷を行い様子をみてもら
うことにした。このとき修法後なんか頭が軽くなったみたいです、とも言われた。

 その後聞いたところによると新たな勤務先の話が出てきてスムースに運び、好待遇
で転職ができ以前よりとても明るくなったと連れて来た人から聞いたのであった・・・

相談実例151

 「夜中になり寝静まっていると必ず誰かが足を引っ張ったり、布団の上に乗ってく
る」との相談でした。
 この手の相談も霊的な相談では多くあり、わからぬお寺や人に相談しても信じて貰
えず、相談者も深刻になります。この相談者も霊を信じることもできないお寺に相談
したばかりに人生の大事な1ぺージを失いかけていました。

 早速御神前にて拝見すれば、この人のアパートの玄関横から誰かが入りこの人の
布団の上に乗る仕種が見えました。どうやら以前住んでいた住人がどこかの宗教で
トリツカレタ死人の男を置いて行ったようです。

 このことを説明したあと「降伏祈祷」を行ったところ白い雲の帯が天に向かい間も
なく消えて行きました。
 そして終わったあと様子を見るよう話したところ、その日から現象は消えて現れ
なくなり
 「良くなりました」とのお礼の電話があり、来た時とはまるで違う明るい声になっ
ていました・・・・

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