昨夜から降り続いた雨も夕方には止んで街占には強い味方になった。そして今夜はどんなお客が来るのか?
男か?女か?
 占ってもしょうがないのだが見てみると、離であるのでこれはきれいな女性には間違いがないがどちらかと言う
とかわいい感じとみた。すると程なくしてお客は来た。歳のころ21歳くらいの少しかわいい感じの女性である。

 「なにがわかるの?見てもらっていいかな?」ときた。やはり物の言い方もわからぬガ○であるが客は客か。
 そこで見てみると非常に悪い性格をしている、自分のことが中心で他人のことなど
後回しの金好きな性格で、友人さえもできない。いいとこがないかをついでに見れば
「すこしかわいく見えるとこか」
 「あなたはこれからはその性格を改めていかないと友人も結婚もできずさいごは家か施設の片隅で小さく
なって過ごして行くようだよ」と言うと、

 「なんで、他で見てもらったらストイックな性格で人からも好かれていい運勢が来ますよ」と言われたのこと。
 どこがストイックか、どこが自分に厳しい性格か、まともに勉強もせず浅い知識さえもありはせず適当に
言い金だけ騙し盗るインチキ占がまだ街のショッピングセンターに潜んでいる。
 こちらが厳しく言ったが屁とも思わずプイとした顔をして金を置くと帰って行った。近年こういう女、若い女
が街に溢れている、外見はファッション誌並みに着飾るが頭のなかはカンポスか。


 次に来た客はガラッと変わり常識ありそうな男性。おそらく警察かとみたがそうであった。多分仕事のしかも
異動を聞きたいのだろうと霊視している自分がいる。
 「見て下さい、これからのことわかりますか?」と、言葉も丁寧である。そこで安心させるために
 「異動があるか、転勤があるか知りたいのでしょう?」と言うと、感嘆の声を挙げ、
 「おおわかりますか!」と言われるので
 「はい、異動します、しかも阿蘇ですよ」と答えると、
 「えっ、阿蘇ですか?」と言われるので、
 「間違いありません」と断言した。
それを聞くと少し考えていたが、見料を見台に置くと新市街の方向に歩いて見えなくなった。

 公務員の異動は新聞に掲載されるのでそのうちわかる筈。従って発表まで待っていると熊日新聞の異動欄
に阿蘇として、その人の名前があったのを見つけてしまった・・・・・・・・


 その次に来た客は女性、いきなり
 「私の顔に何か憑いていますか?」と言う。見てみると何にも憑物はいない、なのになぜ言うのか
気になるのか聞いて見ると、

 
「他所であなたには水子の霊がついている、なのでそれをとらないとあなたは大変な目に遭うから」と言われた
そうである。
 水子を作ったこともない娘にとんでもないことを吹き込んで金を騙し盗る悪党のやり方、こちらが視ても何にも
いない心配している親のすがたはある。
 「貴女には水子の霊はいません、安心して下さい、それよりも今後は資格試験に合格することが大事
ですよ」と言ったので、ビックリして、
 「どうしてわかったんですか?」と言い、こちらも務めが果たせたかな、と考えた今夜の街占であった。



 通りを眺めていると目の前を通り過ぎて行く人ばかりで相談者は来ない。そこでこんな時にはいつも
持参している本を読むことにしている。そしてぺ−ジを捲り掛けているところに訪れた相談者。
 「見て下さい」と言う。
 「はい、どうぞ」と言えば、白い手を差し出す。その手をとり見てみれば意外にも勝気な性格がありこの
ような手相の女性は恋愛は成就することはなくいつも悲しみの中に身を置く。そこで、
 「今失恋して苦しいでしょうが荒いことには関わらないことですよ」と言うと、
 「えっ、どうしてわかるの?」との返事が来た。そこで調子に乗り、
 「貴女が生まれる前からここに出していますから」と言えば本気にされ少し年上に見られたことで嬉しく
なりその男性とどうしたら復縁できるかの相談にまで乗ることになった。




 それから今夜は疲れてしまい早めに閉店すると約束していた知り合いと街中にある老舗ラーメン店に行く
ことになった。
 店に着いたのも遅かったため一杯分しか作れませんと店主が言う。それでその一杯のラ−メンを注文
して二人で食べた深夜の歓楽街。
 この時店にいたほかの客が「そうやって二人で食べるラーメンはうまかろなぁ」と、言っていたのをどうし
た訳か今でも覚えている・・・・




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街占県外


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